2016年5月2日月曜日

映画『マイ・インターン』
























やっとこさ観ました、『マイ・インターン』。

評判通りベン(ロバート・デ・ニーロ)が

最っっっっっ高ーーーーに天使だった!!!!









※以下、ネタバレを含む感想ですので

映画を観ていなくて楽しみにされている方は

読むのをおやめくださいね。



































































アン・ハサウェイ演じる「ジュールズ」のおしゃれさもさることながら

ロバート・デ・ニーロ演じる「ベン」のおしゃれなこと!!!

予告では“おしゃれなファッションサイトの会社に、

昔かたぎのちょっと浮いちゃうスーツ姿の高齢男性が

みたいな描かれ方だったけど

持ち物にこだわり本物志向なベンの趣味はすっごくセンス良いし

「クラシックは永遠」と言えるベンは

かっこいいなって思った。





ジュールズのすごいところは

以前は主婦だった彼女が1〜2年の間に

1から会社を作ってしまったこと。

しかも経営が急成長してスタッフ200人ごえの大人数。

この人数をまとめて経営していく勇気は私にはない〜…。





ただ仕事のやり方はまだまだ完璧じゃないんだろうなー…と感じました…

社長自ら行なっている業務・背負いすぎてる部分がまだまだあるし、

一番間近で頑張っているアシスタント:ベッキーの頑張りを

いまいちわかってあげられてなかったり、

クレーマーへの対応もあれはまずいんじゃぁ……と思ったり。

でもさ、会社起こして1〜2年の内なら当然のことか!!

まだオシャレしてみんなと笑顔で話せているだけ

すごいと思うわ!!!



私が独立した時なんか仕事に振り回されすぎて

オシャレするまで気がまわっていなかったし

(ひどい格好ではないにしても)

寝不足でクマひどかったし(笑)おかげで神経もすり減ってたし。(笑)
























しかもお子様がいるっていうのも、すごい!!

こんなにバリバリ働いておしゃれな母ちゃん憧れる。。。。。























その影には、専業主夫でいてくれる夫の支えがあってのことだけど

“母親”であることは変わりないわけで、

ジュールズは懸命にこなそうとするんです。

若くして成功しつつあるがゆえに注目され

ママ友のクールな対応がやや気になるところだわ。。

そしてジュールズもそれをネガティブな方に気にしていたし。

(妬み…まではいかないまでも、何かしらあるのかな…?)

気にするってことは、まだ自分でも

不安と葛藤の中で仕事してるからだと思うんだよね。





























日々葛藤していながらも

彼女の本音というかスキのある部分が

あらわになっていくのが面白い。



母親の愚痴を夫にメールしたり

それがある日夫に送ったと思ったメールが

母親に送ってしまっていて

スタッフに母の家のパソコンを盗ってくるよう言ったり

(不法侵入だよ・苦笑)

お酒に酔って男性スタッフに暴言吐いたり

70歳とはいえ、ベンと出張先でバスローブ姿でベッドに横になって語らったり

こんな天真爛漫な社長いるかよ…!!

とも思うけど、ここは映画的な演出かなー。

本音や問題をぶちまけてださないとベンの存在が際立ってこないもの。


























ベンは何がすごいって、

新しいものにも積極的に取り組むし

自分より若い人にも教えを乞うところ。

そして若年者・年配者関係なく、人をちゃんと尊敬するところ。



普通なら、年齢を重ねれば重ねるほど

「自分の中の常識」というものが出来てしまって

若年者の考えや意見が素直に聞けなくなるものだし

ましてやある程度の地位まで登った人が

若者の下で働くなんて嫌だと感じる人もいると思う。

(↑この気持ちは特に男性に多いかもしれない)







ベンはいつもジュールズをリスペクトしてくれている。

「会社には君が必要だ。君には会社が必要だ。」と。


頑張れとは言わないし、抱きしめることもしない。

でも、程よく距離をおいて仕事をサポートくれているし

(子守りまでしてくれるという・苦笑)

頑張りを受け止めてくれるし

人生経験豊富なアドバイスが心にとても響く。。。

社長・母親・妻・女性すべての役目で

オールAをとろうとするジュールズに

「頑張りすぎなくていいよ」と教えてくれるベン。

こんな人が近くにいてくれたらなぁ、って誰もが思う。

言葉にユーモアをそえて

仕事の経歴や得意分野、自分らしさを自分らしい表現で

しっかり伝えることの出来る表現力の高さ…!!私も欲しい…っ!!←

こんな大人になりたいです。。。





日本ではこの映画は「プラダを着た悪魔」を彷彿とさせるようなPRで

ジュールズ(アン・ハサウェイ)に焦点があたっているように感じるけど

本国にてテーマの焦点が当たっているのは

実はベン(ロバート・デ・ニーロ)だそうで

映画のキャッチコピーは

『 Experience never gets old. (経験は、決して古くならない。)』つまり

『経験こそ、人生の宝物。』


ベンが劇中で言っていた

「正しい時に正しい選択を」の言葉が響いてくる。



日本の宣伝だと、どうしてもジュールズのファッションや

インテリアのおしゃれさに目がいってしまうなぁ。

でもそれを楽しみに観にきてくれるお客様もいるわけで

映画館に足を運んでもらうにはわかりやすいPR方法なのかもしれない。











ジュールズのベンへの接し方は

現実では逆セクハラやパワハラになるかもしれんくて

(ちょっと甘えすぎだからね)

あり得ないんやろなーと思いつつ、

ベンが「天使だ」と思えば素敵な映画だと感じる….☆.。.:*・゜

自分が自分の役割に行き詰まった時にまた借りて観ようと思う。







P.S.
夫に「自分の時間」を
もっとあげたげてーー!!!!!!!!!!

(子育てしながら妻の愚痴聞いて自分の時間無いって…キツい!)

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