2013年7月22日月曜日

『風立ちぬ』観てきました。


『風立ちぬ』観てきました。



以下より、少ーーーーーーーしだけネタバレ。
ほぼ感想だからネタはバレてないと思うけど念のため。
楽しみにしてて、変な先入観もちたくないわ!という方は
映画をご覧になってからお読みください。


























あれはジブリの映画じゃなく、
宮崎駿さんの映画だった。
ゼロ戦の設計をした堀越二郎さんと、
その半生を小説にかいた堀辰雄さんへの
監督からの熱烈なるファンレター。


ナウシカに出て来る飛行船、
ラピュタのロボット兵、
紅の豚の飛行機エンジン、船の描写、
ハウルの城の戦争描写、夢の中の描写
………
個人的な感想だけど
今までの宮崎アニメの各シーンが
沢山ちりばめられているような気がして、
監督の底にあったのは
この映画だったんだろうなぁ、
と思った。

物語に派手さはないけれど
人間と飛行機がとても美しかった。
二郎さんと菜穂子さんが夫婦になれて
少しでも同じ時間を過ごせて本当によかったと思う。
好きな人の側にいるしあわせを
ただただかみしめてた菜穂子さんをみて
同じ女として痛いほどわかるし
観ていて切なかった。
疲れて寝てしまった二郎さんに
お布団かけて寄り添うシーンは特に共感した。
あぁ〜、、わかるなぁって。

忙しい中、時間をぬって菜穂子さんに駆け寄る二郎さんは
一目散に走ってきてくれ、
一目散にハグしてくれ、
照れずにキレイだよ、と言ってくれる。

この二人に残された時間を
本当に一秒も無駄にせぬよう、生きてるんだなぁと思った。



上映時間は2時間6分あったが、全然長いと感じない。
子供とは観に行く映画じゃないと思う。













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