2016年2月27日土曜日

NHKドラマ『昨夜のカレー、明日のパン』



























『昨夜のカレー、明日のパン』

何気なく徹夜のお供に流しがけで見たらすごく良かった。


原作・脚本は、木皿泉さん。

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《おおすじ》
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだー。
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなった一樹。
結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、
一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、
まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。
なにげない日々の中にちりばめられた「コトバ」の力が
じんわり心にしみてくる
人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説のドラマ化。




出演:仲 里依紗さん(テツコ)

   鹿賀 丈史さん(ギフ)

   溝渕 淳平さん(岩井さん)

   星野 源さん(一樹)

   柳田 理恵子さん(ギダリエ)

   ミムラさん(ムムム/宝)

   片桐 はいりさん(秋山朝子)

   賀来 賢人さん(竹山虎尾)

   福士 誠治さん(サカイくん)

   吉田 羊さん(小川里子さん)

   マキタスポーツさん(テツコさんの上司)

料理監修:高山なおみさん

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みんながみんな主役で、それぞれの心の内と向き合ってるドラマ。

ギフ(義父)さんの言葉がすっごく大きい。

こんな人いたら良いなぁ。

どことなく映画『マイ・インターン』の

ベン(ロバート・デ・ニーロ)の役割に近いような気がした。

…って私まだ『マイ・インターン』観れてないんだけど。苦笑

(観に行こうとしたら上映が終わってた…(;_;)いつレンタルされるか調べたら

2/10にDVD発売&レンタル開始らしいので、絶対借りて観る!!)





とにかくギフはキュートです。

さりげない言葉なんだけど人生の経験値からくる言葉が深い。

あと岩井さんもいいな、テツコさんを受け止めようと努力しているところが。

みんな、いろいろ抱えて生きてるんですよね。




本作はゆるりと入ってきてじんわり染みる名言ばかり。

その一部をここに残します。

(※画像とセリフはリンクしていません)





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ギ フ:呪文にかかったのかな。いや、バカにしちゃいけませんよ。

    人はね 結構言葉にやられるんだから。

    例えば お化け屋敷で足がすくんで歩けなくなるような事あるでしょう。

    そういう事よ。

テツコ:それで どうやったらまた歩き出せるの?

ギ フ:呪文には呪文かな。逃げらんない呪文があるんなら

    それを解き放つ呪文も この世には同じ数だけ あると思うんだけどな。


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サカイ:誰も見てないんじゃないかな 俺たちの事なんか。

    みんな忙しくって 人の事なんか気にしてないって。

    好かれようとか うまくやろうとか

    いいんだよ そういうの。そういうの もう いいんだよ。

    自分が出来る事だけを 精一杯 毎日やっていく。

    そうやって生きていく。

    そういうの 情けないか?


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ギ フまずは背負ってみる。駄目だったら もうすぐ下しちゃう。

    俺はそうやって生きてきた。

宝  下ろしていいんだ。

ギ フだって自分の荷物でしょ。下ろしていいの。


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ギ フ迷惑かけていいと思ったら 急に身体が楽になってきてね。


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朝 子:信じるって 身をゆだねるって事じゃない。


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宝  :フォローするばかりが その人のためになると思ったら大間違い。

    最後まで 一人でやらせなさい。

    それを遠くから 辛抱強く見守るのが あなたの仕事です。


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ギ フ:いいじゃないですか。

    気を遣ったり遣われたり 信じるってそういうことでしょ。

    信じてる人に見守られて 最後を迎えるのは

    とてもいい事だと思います。

    (中略)

    あるんですよね。

    人から見たら惨めに見えるような時でも

    夢のようにキラキラ輝く時間が。




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最終回、

最後は星野源さんにもっていかれました。

いやぁ…良いドラマだった。。。

かなり削ったけど、名言はまだまだあります。
























オススメなので、機会がありましたらぜひ。

全7話です。













P.S.

木皿泉さんの小説に

必ずといっても良いほど出て来る料理は

カレーライスらしいのですが(本作にも出たよ)

2話目に出てきた「アジフライ」が美味しそうで美味しそうで

ついつい我が家でも食べちゃいました、アジフライ。

美味しかったー。


















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