『昨夜のカレー、明日のパン』
何気なく徹夜のお供に流しがけで見たらすごく良かった。
原作・脚本は、木皿泉さん。
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《おおすじ》
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだー。
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなった一樹。
結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、
一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、
まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。
なにげない日々の中にちりばめられた「コトバ」の力が
じんわり心にしみてくる
人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説のドラマ化。
出演:仲 里依紗さん(テツコ)
鹿賀 丈史さん(ギフ)
溝渕 淳平さん(岩井さん)
星野 源さん(一樹)
柳田 理恵子さん(ギダリエ)
ミムラさん(ムムム/宝)
片桐 はいりさん(秋山朝子)
賀来 賢人さん(竹山虎尾)
福士 誠治さん(サカイくん)
吉田 羊さん(小川里子さん)
マキタスポーツさん(テツコさんの上司)
料理監修:高山なおみさん
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みんながみんな主役で、それぞれの心の内と向き合ってるドラマ。
ギフ(義父)さんの言葉がすっごく大きい。
こんな人いたら良いなぁ。
どことなく映画『マイ・インターン』の
ベン(ロバート・デ・ニーロ)の役割に近いような気がした。
…って私まだ『マイ・インターン』観れてないんだけど。苦笑
(観に行こうとしたら上映が終わってた…(;_;)いつレンタルされるか調べたら
2/10にDVD発売&レンタル開始らしいので、絶対借りて観る!!)
とにかくギフはキュートです。
さりげない言葉なんだけど人生の経験値からくる言葉が深い。
あと岩井さんもいいな、テツコさんを受け止めようと努力しているところが。
みんな、いろいろ抱えて生きてるんですよね。
本作はゆるりと入ってきてじんわり染みる名言ばかり。
その一部をここに残します。
(※画像とセリフはリンクしていません)
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ギ フ:呪文にかかったのかな。いや、バカにしちゃいけませんよ。
人はね 結構言葉にやられるんだから。
例えば お化け屋敷で足がすくんで歩けなくなるような事あるでしょう。
そういう事よ。
テツコ:それで どうやったらまた歩き出せるの?
ギ フ:呪文には呪文かな。逃げらんない呪文があるんなら
それを解き放つ呪文も この世には同じ数だけ あると思うんだけどな。
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サカイ:誰も見てないんじゃないかな 俺たちの事なんか。
みんな忙しくって 人の事なんか気にしてないって。
好かれようとか うまくやろうとか
いいんだよ そういうの。そういうの もう いいんだよ。
自分が出来る事だけを 精一杯 毎日やっていく。
そうやって生きていく。
そういうの 情けないか?
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ギ フ:まずは背負ってみる。駄目だったら もうすぐ下しちゃう。
俺はそうやって生きてきた。
宝 :下ろしていいんだ。
ギ フ:だって自分の荷物でしょ。下ろしていいの。
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ギ フ:迷惑かけていいと思ったら 急に身体が楽になってきてね。
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朝 子:信じるって 身をゆだねるって事じゃない。
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宝 :フォローするばかりが その人のためになると思ったら大間違い。
最後まで 一人でやらせなさい。
それを遠くから 辛抱強く見守るのが あなたの仕事です。
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ギ フ:いいじゃないですか。
気を遣ったり遣われたり 信じるってそういうことでしょ。
信じてる人に見守られて 最後を迎えるのは
とてもいい事だと思います。
(中略)
あるんですよね。
人から見たら惨めに見えるような時でも
夢のようにキラキラ輝く時間が。
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最終回、
最後は星野源さんにもっていかれました。
オススメなので、機会がありましたらぜひ。
全7話です。
P.S.
木皿泉さんの小説に
必ずといっても良いほど出て来る料理は
カレーライスらしいのですが(本作にも出たよ)
カレーライスらしいのですが(本作にも出たよ)
2話目に出てきた「アジフライ」が美味しそうで美味しそうで
ついつい我が家でも食べちゃいました、アジフライ。
美味しかったー。
美味しかったー。
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