2015年4月29日水曜日

石井ゆかりさんの占い2015。






普段、私は占いはあまり見ないんやけど

久しぶりにのぞいた石井ゆかりさんの占いに

目が釘付けになったのでここに残しておきたい。



他の星座はこちらから→


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2015年 おうし座の空模様。



「おはようございます」と言えば
「おはようございます」と返されます。
「よろしくお願いします」とか
「お邪魔します」「お世話になります」など、
私たちは他者と相対したとき、
あらかじめ取り決められた言葉でコミュニケーションします。
挨拶言葉や礼儀、マナーなどは、
人と人との関わりがスムーズに行くように私たちを守る、
言わば、おまんじゅうの皮のようなものです。
餡を素手で掴んだら、
指がべとべとしますし、形も定まらず、
大変食べにくい状態になります。
その餡が薄いおまんじゅうの皮で包まれていることにより、
扱いやすく、食べやすくなるわけです。

あまりにもあんこが盛りだくさんだと
おまんじゅうをそっと掴んだつもりでも、
予期せぬ横っ腹からナカミが「にゅっ」とはみ出てきます。
「はち切れんばかりに元気」
「溢れんばかりの愛情」
「こぼれる笑顔」等々、
本来「中」に納まっているはずのものが
ボリュームがありすぎて外側へ漏れ出てしまった
というイメージの表現は多々、あります。

コミュニケーションにおける定型の挨拶や礼儀、マナーが
「おまんじゅうの皮」だとするなら、
「中のあんこ」は、一体、何に当たるでしょうか。
おまんじゅうにあんこがなければ
(甘いものがお嫌いな向きは、
肉まんやシュウマイ、サンドイッチなどをイメージして頂ければと思います)
甚だ、味気ないものとなります。
中にしっかり味のついた美味しいものが詰まっていてこそ、
皮も、ただ掴みやすくするだけでなく
全体の味を引き立てる要素となりうるわけです。
そのままでは掴みにくいけれど、
それが無ければ全体が意味を失うようなもの。
たとえば、
私たちの個性とか、創造性とか、情熱とか、欲望とか、
喜怒哀楽や好き嫌い、愛や本音、攻撃性や官能などが
おまんじゅうのナカミに相当するのではないでしょうか。
私たちの内側には、そのままでは人に見せられないような
激しいエネルギーが渦を巻いています。
それがいつも「そのまま」で外に出ていたら
ちょっと厄介なことになりそうです。
でも、そうした感情や熱情、エネルギーを生きるのでなければ
私たちの人生は、スカスカに空疎なものとなってしまいます。

2015年、牡牛座の人々はおそらく、
「おまんじゅうの皮」の世界から、
「おまんじゅうのナカミ」の世界へと
生活の軸足をシフトしていきます。
2012年頃から、牡牛座の人々は
さまざまに「他者」と出会い、
コミュニティやネットワークをつむぎ続けて来たと思うのです。
初対面から何度もやりとりを積み重ね、
いろいろな人がいる場所を作る作業が、
2012年頃からずっと、貴方の生活の中心的なテーマでした。
その中には、バックグラウンドや価値観の異なる相手もいたはずです。
年齢、歴史、常識、文化のあらゆる差を超えて関わるためには
どうしても「おまんじゅうの皮」である、
定型文の挨拶や礼儀、型どおりの表現が必要になります。
もっといえば、そうした「型」を習い覚えること自体が、
一つの重要なコミュニケーションとなっただろうと思うのです。

2015年は、そうした型を踏まえた上で、
あえてその内側にある「餡」を外側に出して行くことになります。
これは、
むにっと掴んだおまんじゅうの横腹から餡がはみ出る
ということなのかもしれませんし、
あるいは、
活動の場が、あんこが出てこなければならない口の中に移動する
ということなのかもしれません。
いずれにせよ、ここからは
型枠の外側に出て、何らかの「ナカミ」を出していくことが
どうしても必要になってくるのだろうと思うのです。

おまんじゅうの「皮」の世界では、
相談があり、調整があり、取引があり、
ルールがあり、取り決めがあります。
一方、おまんじゅうの「餡」のほうは、
欲望や、強引さや、情熱や、自分の都合や、積極性や、
要求や、愛や、創造の世界です。
クリエイティビティを「調整」したり、
強引さを「相談」したりするというのは、ナンセンスです。
これは、
2015年の牡牛座の世界が無法地帯になる、
ということではありません。
そうではなく、
これまでの「型」に乗っ取った爽やかな世界という土台があるからこそ、
もっと濃い内容を打ち出していける自由度が高まる
ということなのだと思います。
時間はブツブツちぎれてはいません。
過去があるからこそ、現在があって、
それが未来に繋がっていきます。
丈夫ないれものがあれば、そこに膨大な水を注ぎ入れられます。
しっかりしたかまどがあれば、火事を起こさずに強い火力を操れます。
2012年頃から貴方が続けて来た努力は、
言わば、貴方の情熱を燃やせるかまど作りのようなものでした。
この「かまど」は、貴方一人の部屋にあるようなものではなく、
人との関わりによってできた「かまど」です。
この丈夫なかまどの中で、これから、
ハデに貴方の炎を燃やすことができるというわけです。

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過去二年ほど、人間関係において
ストレスやプレッシャーを感じていた人は、
2015年を境に、その「修行」から解放されるでしょう。
人に対する緊張感や警戒心、疑念が薄れていきますし、
過去二年で培われた「人を見る目」により、
もっと安心して人と関われるようになっていくはずです。
とはいえ、6月から9月にかけては、
2014年までに経験したことの
「復習」のような作業が発生するかもしれません。
人を受け止めること、自分を委ねること、
待つこと、見守ること、理解力、浸透力。
人との関わりは、一朝一夕に深めることはできません。
時間をかけて何度も出会い、言葉を重ね、
いろいろな面に触れることで、
かけがえのない関わりが出来上がっていきます。
2015年の夏は、今まで貴方がそうした努力を重ねて作った関わりを、
「数え上げる」ことができるような時間帯となる可能性もあります。


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2015年前半までに新しく始めたことを
2015年中程からは、「根付かせていく」時間帯に入る
というイメージもあります。
2011年から2012年ごろをスタートラインとして、
2015年前半まで、という時間帯は、
牡牛座の人にとって
「自分自身」と「自分のおかれている場」が大転換するような、
とてもドラマティックな「始まりの時」だったのです。
「起承転結」でいえば「起」のような時期と言ってもいいと思います。
この「起」の時間帯が、
「承」へとガツンとシフトするのが、2015年です。
起ち上げたことを、受け入れてもらえる時期
とも言えますし、
自ら引き起こした様々なことを、
自分の世界にしっかり位置づけ、安定させていく時期
とも言えるかもしれません。

私たちは、ドラマティックな出来事や大きな変化の後で、
その出来事の印象や意味づけを、
食べもののように咀嚼し消化しなければならない生き物です。
時には、何度も同じことを考え続けたり、
ある事をずっとくり返し積み重ねたりすることもあります。
大きな出来事の持っている意味がわかったり、
変容をしっかりした生活へと結びつけたりしていけます。
この時期は、目の前で起こっている出来事も、
確かに重要ではあるのですが
もっと大事なことは、もしかすると
貴方の心の中で起こっている変容なのかもしれません。
これまでに起こった出来事を意味づけ、確かめるほどに、
生活や活動における「自由度」は高まっていきます。
それは、新しく手に入れた乗り物を
身体の一部として乗りこなしていくようなプロセスです。
変化が心の中に入り、自分自身と一体化するとき、
バラバラに見えた出来事が、
人生という一つの物語へと統合されていきます。

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[時期について]

年明けはまだ、旧年中の忙しさを引きずっているかもしれません。
1月半ば頃からは少しリラックスして、
未来の計画を改めて、立てられるようになっていくでしょう。
とはいえ、1月下旬から2月上旬は、
仕事や対外的な活動の面で、
「過去に遡る」ようなシーンが多いかもしれません。
かつて取り組んだことにもう一度挑戦したり、
やり直しやこれまでやってきたことの総括が必要になるなど、
前に進むよりも過去に向き合う作業が発生するでしょう。
上手く行かないことがあっても、時間が解決してくれます。
一方、1月半ばから2月中旬は、
仲間に恵まれる時期でもあります。
情熱的な友人知己が、
刺激的なプランを持ってきてくれそうです。

2月中旬から3月は、
ちょっと不思議な時間体となるかもしれません。
第三者にはわからないような部分で、
心の深い所を揺り動かされるような出来事が起こりそうです。
ずっと棚に上げていたことを俎上に載せたり、
目を背けていたことに向き合ったりしなければならないかもしれません。
あるいは、誰かを全力で救い出すとか、
誰かに無償で助けてもらうようなこともあるかもしれません。
いずれにせよ、
ここでは「本音」「本気」が問われます。
生な、矛盾に満ちているけれども本当の心の動きによって、
得難い人生の宝物を手に入れる人も少なくないはずです。

3月半ばから4月にかけては、
「本領発揮」の雰囲気が漂っています。
とはいえ、ちょっと苦手なことも
同時並行的に引き受けなければならないかもしれません。
美味しい部分とそうでもない部分を組み合わせて、
スケールの大きい成果を出せるタイミングです。
貴方の隠れた才能や魅力を
誰かに引き出されるようなこともあるかもしれません。
イメージチェンジや自己変革を望む人にとっては、
この時期は大きなチャンスと言えます。
自分から思い切った行動を起こせるでしょう。
一方、健康面で不安を抱えている人は、
自分の身体や調子を正面から受け止め、
しっかり生活を見直すことが必要になるかもしれません。
「自分はどうでもいいから」といった棚上げは、
この時期は通用しないようです。
4月半ばから5月頭は、
経済的にちょっと嬉しいことが起こりそうです。

5月半ばから6月にかけては、
経済的な変動が大きくなります。
出ていく方も入る方も、
ガツンと勢いのある動きが生じそうです。
特に、6月半ばは、経済面で新しい戦略を立てたり、
やり方を工夫したりするのに適した時期です。

6月末から8月頭にかけて、
フットワーク勝負の時期となります。
あちこち遠出したり、
いろいろな方面に声をかけたりすることになるでしょう。

また、8月から9月にかけては
この時期は仲間や身近な人々の応援がとても「濃い」ようです。
自分一人で動くのではなく、
みんなを巻き込んで動いて行こうという気持ちが強まるでしょう。
ごく広い意味で「ファミリー」のような感覚を意識できそうです。
あるいは、引越やリフォームなど、
生活の場を大々的に変える人もいるはずです。
そこで新しい「ファミリー」を得る、という流れになるのかもしれません。

すでに8月からその風は吹き始めているのですが、
10月から11月半ばは熱い「愛の季節」です。
牡牛座の人の「熱しにくく冷めにくい」心に、
強い炎が燃え上がるかもしれません。
クリエティブな活動に携わっている人にとっては、
この時期は素晴らしい成果を挙げることができるでしょう。
インスピレーションと「活動の場」に恵まれます。
子どもを欲している人、子育て中の人にとっても、
あらゆる意味で、輝く時期となります。

11月半ばから12月は、
かなり忙しい時期となりそうです。
「自分の役割」について、深く考えることになるかもしれません。
背負いすぎの部分を分担したり、
任務を再構成したりするのにふさわしい時間帯です。
転職活動を始めたり、異動を希望したりする人もいるでしょう。
雇用関係も動く時です。
健康や生活のあり方に問題がある人は、
ここで生活を根本的に作りかえることも可能です。
年末は素敵な出会いが期待できそうです。

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[愛について]

2015年8月から2016年9月まで、
牡牛座にとっての「愛の部屋」を、木星が運行します。
2015年夏から翌年秋にかけての時間帯は、
その全体が「愛の季節」となっているのです。
愛を探している人には、なにかが見つかるでしょうし、
愛ではないものを愛と呼んでいた人は、
その暗闇の外側に出ることができるでしょう。

愛の世界の手前にあるのは、
自分を守ってくれる甲羅の中のような、
感情の融合の世界です。
たとえば、幼い頃の家族旅行の世界がそれです。
その次にくる愛の世界は、
初めて恋人とゆく二人きりの旅行のようなものです。
家族旅行の世界では、
甘えもワガママも受け入れられますし、
なにより、お互いに深く解り合えています。
一方、初めての恋人との旅行では、
お互いの違いを発見することが一番のテーマのようなものです。
陶酔がある一方で、
「自分」という個人をゼロから起ち上げなければならない、
「大人になるための第一歩」のような作業が発生します。

「愛に恵まれる時期」というフレーズは、
あたたかく受け入れられる、
甘く美しい風景を連想させます。
でも、2015年半ばに巡ってくる「愛の季節」は、
激しい情熱や欲望に揺さぶられながら、
自分という人間は、こんな人間なのだ!
と、目が覚めるように自分を発見する時間帯なのかもしれません。
私たちは普段、
自分が所属する組織や役割、成し遂げてきたことなどによって
自分のイメージを創り上げています。
2015年半ばから始まる愛の季節においては、
そうした「自分の所属する場所」とは無関係に、
家から出た若者のようにむきだしの、
璞のような「自分」を発見することになるのではないかと思います。

愛は、そうした「むきだしの自分」に出会う場です。
2015年前半にも、愛が激しく燃え上がる場面がありますが、
そこでも「一人の人間としての自分」「人としての根源的な感情」に出会い、
驚きや喜びを感じることになるのではないかと思います。
過去2年ほど感じてきた、他者と一対一で相対したときの緊張感が、
2015年は次第に薄らぎ、解放されていきます。
「むきだしの自分」として他者に関わることが、
ここでも、促されているように見えます。

一方、愛の世界に密接に関係している「官能」の世界については、
不思議と、警戒心が強まるかもしれません。
大切に守りたい、しっかりと扱いたい、という意識が、
容易に踏み出さない態度に繋がるのかもしれません。
あるいは、自分の身体への自信のなさや不安感、
侵入し侵入されることへの恐怖心が募ることもあるかもしれません。
これは、決して悪いことではなく、
むしろ、そのことの「意味の重さ」を自覚し始めている
ということなのだろうと思います。
たとえば、ごく高価な宝石や、
貴重で壊れやすいクリスタルなどを扱うとき、
私たちは緊張し、慎重になります。
たくさんの現金を持ち歩くときは警戒心が強まりますし、
憧れの人の前では臆病になります。
目の前のものに価値があればあるほど、
私たちは身をかたくするのです。
その感覚は、官能や身体的な結合の本質を知るために、
むしろどうしても必要な「扉」の体験なのかもしれません。

愛に強い追い風が吹くのは4月前半、
9月下旬から11月前半です。
さらに、9月半ばには、
愛に不思議な魔法がかかるような出来事が起こるかもしれません。

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好き嫌いも、愛も、芸術も、
リクツに合うようなものではありませんし、
時に自他を振り回す、怒濤のようなエネルギーです。
そこには、ある種の過剰さがあって、
物事のバランスを崩そうとしたり、
隠されたものを暴こうとしたりします。
「おまんじゅうのナカミ」が活動を始めると、
理不尽なことや非合理なこともたくさん起こりますが、
そうしたエネルギーこそが、
誰もが渇望し、魅了される「生命力」そのものです。
「幸福」という、停滞や安定を感じさせるふわふわした言葉は、
この時期を表現するにはあまりふさわしくないように思います。
でも、たとえばなにかに夢中になることや、
誰かを必死で愛すること、
苦悩しながら作品を創り上げること、
自分の思いを貫いて形にすること、
形振り構わず何らかの活動に打ち込むことなどは、
やはり、「幸福」と呼ぶほかはないように思われます。
2015年の牡牛座の人々は、
そうした、ふわふわ感はないけれども力強い、
「おまんじゅうのナカミ」のような幸福に向かって、
ぐいぐい前進を続けるはずです。
その前進の渦中では、
その幸福はどこか遠くに在るのではなく、
常に、貴方の内側に充満しているのだろうと思うのです。




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"ぐいぐい前進"していきたいな。



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