2012年3月22日木曜日

うむうむ。。。。



糸井さん、本日もうむうむ。。と言ってしまうようなこと
書いてました。メモメモ。




以下 『ほぼ日刊イトイ新聞 今日のダーリンより』
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大人の言うことって、いいかげんだなぁと、
多くの青少年は思うものです。
一生愛していこうと決めた女性にふられて悲しんでたら、
「もっといい娘が出てくるよ」だとか、
「初恋は実らないほうがいいんだ」とか、
わけのわからないことを言いよりますからね。
 
「もっと失敗しろ」とか、なにそれ?
「急がばまわれ」って、理屈に合ってないじゃん?
「時間が解決してくれる」なら、することないだろう?
とか、まともなことを言うと、
「おまえも、いずれわかる」って煙に巻くんですよね。
 
そして、よくよく聞いてみると、
そういう大人たちも、じぶんが若いころには、
大人に向って「いいかげんだなぁ」と言ってたらしい。
とんでもない昔々から、
「近ごろの若者はだらしがない」というご意見が、
お年寄りのなかから聞こえていたらしいけれど、
同じように「大人って、いいかげんだ」という声も、
若い人たちはあげていたことでしょう。
 
で、いまさら、ぼくは思ったのですが、
若いときって、トーナメント戦のように生きてるんです。
そして、誰でも、そのトーナメントで何度も敗退して、
「おいおい、これじゃ出番がなくなっちゃうよ」と、
生きることはリーグ戦なんだと、ルール変更するんです。
そういうことなんじゃないかなぁ。
「おまえは、どうなんだ?」と訊かれたらですね、
ぼくはもう、リーグ戦ですらないと思っています。
勝ちも負けもないことだらけ、引き分け、無効試合、
観客乱入、試合続行不可能、共倒れ、両者勝利‥‥etc。
そして、それがつまらないかというと、逆でね。
このぐずぐずっとした不定形で奇妙な感じが、
実はずいぶんとおもしろいもんなのです。
‥‥なんて書くと、「いいかげん」よりたちが悪いか。
 
負けに見えても出場できる、勝ってもなんの保証もない。
だけど、苦しくてもたのしくても出場だけはしていたい。
そうしたら、やっぱり永遠の「リーグ戦」でしょう?

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
よく見て、あちこちで新しいことがはじまっていますから。


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